以前の自分はギリギリ状態だった

重度知的障害と自閉症の息子がGHに入ってほぼ一年経ちました。

 

その生活に慣れて

少しは以前の事を振り返れるようになりました。

 

そんなに昔じゃない数年前まで

(まだ息子が家にいたころ)

私は常にイライラして

怒らないでおこうと思っても

結局毎日のように大声を出していたように思います。

 

夜中何度も起こされ

ただ息子が起きてくるだけならまだしも

ときどき変なこだわりを発揮して

寝ている私に指さして何かを要求し続けたり

台所に侵入しようとしたりするのを阻止したり

(それだけは許せなかった)

 

夜中に枕で頭を覆い

声を押し殺してずっと泣いていたことはしょっちゅうでした。

 

手首にシャーペンでがりがりひっかいて

死にたい死にたい

と言い続けていました。

(そんな勇気もなかったが)

 

心療内科にかかれば何かしらの診断が出るような状態

だったと思います。

 

でも

薬で楽になっても

それはただ私の我慢の許容範囲が広がるだけで

負担が減るわけではない

そう感じていました。

 

正直、夫は何の役にも立たなかった。

(それどころか何もしないくせにがみがみいうことに腹が立った)

 

多分あの頃の私はかなり限界に近かったと思う。

良く普通に仕事や家事をこなしていたと思う。

そんな私に気が付かなかった夫には今でも腹が立つ。

 

息子がGHに入り

私はあの頃のようにカーっと起こることはなくなりました。

 

不安はあるけど

離れたことでやはり息子が大事だったと気づけて

本当に良かった。

 

今週は帰宅していないのですが

息子にも心の平穏が訪れてくれることを祈るばかりです。