結婚30年、旦那との離婚をあまり考えなくなってきた

私には3人の子供がいます。

 

重度の知的障害と自閉症、27歳の息子はGHへ

(このまま平穏に暮らしてほしい!)

 

三歳下の長女はもうすぐ独立

 

さらに三歳下の次女は大学二年生

 

現在調剤薬局で薬剤師として仕事をしています。

かれこれ20年くらいやっているのかな?

(覚えていないw)

 

大学卒業後は企業の研究所に就職したのですが

結婚したり

やりたいことリストにあった美大に通ったり

通信制です。スクーリングはあった)

いろいろあって会社は3年ほどで退職しています。

 

旦那とはそこでの同期でした。

 

苦難?の結婚生活はとりあえず置いといて

 

去年くらいまでは

絶対に絶対に離婚してやる、と決心していました。

 

決して仲の良い夫婦ではなかったし

そういう気持ちはもっとまえからあったわけですが

旦那には子供への責任を最後まで果たしてもらわなければ気が済まない

そう思っていたので

子供らが独立してからのつもりでした。

 

責任、

それは特に障害のある長男の比率が大きいです。

 

 

腹が立つことも許せないことも山ほどあったけど

離婚すればこんなに胃痛がすることも鬱になることもなくなるとは思ったけど

 

離婚しても子供を任せられない

私が面倒を見るしかない

そう思っていたため(今でもその考えは変わっていない)

 

障害のある息子に対する責任から解き放ってやるわけにはいかない

という信念で我慢してきました。

 

旦那もきっと私には言いたいことがたくさんあることでしょうが

 

子育てで一回やめた仕事も復帰し

息子の送迎でいつもギリギリの時間を回して

一日3時間くらい車での送迎に費やしたり

(それでも卒業時にお疲れ様一つなかった)

 

私が旦那に対し最も不満で頭にくるのは息子への対応、態度でした。

 

私だって頭ごなしに怒ってしまうことはよくあったけど

 

養護学校在学時のアセスメントで

 

「まずは息子さんを一人の青年として認めてあげてください」

 

と言われたときの衝撃。

きっとそこまで一人の青年としてちゃんと見ていなかったんだな

 

旦那にはまずそれが足りない。

いまでも圧倒的に足りない。

 

離婚を考えていたのはそれが大きな理由でした。

(他にも金銭的なことなどたくさんありますけど)

 

一番下の娘が大学を出て就職したら離婚しよう。

あと何年辛抱する。

 

そう思ってきたわけですが

 

息子がGHに入居し

家の中でがみがみ怒るのをきかなくて済むようになったら

 

めんどくさいしどうでもいいか

 

と考えるようになってきました。

 

子供らが小さい時と違い一人ひとり勝手に休日を過ごすのも慣れてきて

多少なりとも私に自由な時間ができ

 

このままそこそこ好きなことも出来る人生なら

わざわざ精神や体力を消耗する離婚を選択する必要はないのでは?

 

そんな気がしてきたのでした。

 

養護学校のママ友さんたちも結構離婚していて

みんないろいろあるのを耐えてきたに違いないと思います。

莫大なエネルギーを使う離婚を選択したママ友達を尊敬します。

それほどに決定的だったのだろうな。

 

子供らの前でそんな話をしたことは一度もないけど

次女が旦那とほとんど口をきかないのは

私のそういった気持ちをどこかで察しているのかもしれませんが。

 

とにかく離婚への熱意が以前のように湧いてこなくなったのは事実です。

 

昔は旦那にすごく気を遣っていたけど

今はそれも消え

私も結婚生活の中でずいぶん変わったと思います。

これからどう生きていくか

具体的に考える年になってしまったなぁ