自閉症で重度知的障害の息子が小さかった頃の事、その2

重度の知的障害で自閉症の息子の子供のころの話の続きです

 

3歳半過ぎても全く意味のある言葉を持たなかった息子ですが

私は障害があるとは思っていませんでした。

 

3歳半健診のあと紹介されて通うことになった

未就学児の療育施設

 

初めは週に2回ほど通っていましたが

急に空きが出たため正式に入園できるようになりました。

 

そこではコロロメソッドという療育を行っていました。

 

まず最初に言われたのは

ちゃんと歩けるようになること

 

つま先立ちは赤ちゃんの時の足裏反射が残っている影響なので

それをなくしきちんと歩けるのがまず最初の一歩だったのです。

 

歩行訓練というのがあり

毎日一時間以上山道を歩かせていました。

 

先生方の熱意もすごかった。

若い女の先生が多かった)

 

最初は泣きわめいて座り込んでいた息子ですが

しばらくすると

歩行もリズムに合わせた訓練も

みんなと出来るようになっていました。

 

走りまわっていたスーパーでも

私と一緒にちゃんと買い物ができるようになっている

 

正直この療育には驚きの効果を感じていました。

 

特殊な学習方法で息子はひらがなも書けるようになりました。

 

全体的にはとても人らしくなり

感謝はしています

 

でも

歩行や学習などかなり厳しいものでもあったので

今更すぎますが

そういうやり方が良かったのかな?

と考えることはあります。

 

そこがスタートだったため

私も夫も

息子には常に厳しく接するようになってしまった

気がするからです。

 

行動は大分落ち着いたものの

4歳過ぎても意味のある言葉はありませんでした。

 

園での勉強会を通じて少しずつ

 

息子は障害児なんだ

 

と認識せざるを得なくなってきたのでした。