発達障害の漫画について思うこと

今日Twitter発達障害の漫画を読み

それに対する否定的なツイートを見てずっともやもやしています。

 

漫画は自閉症で小さいころから生きづらさを感じていた女性が

結婚して子供を産んだらその子も発達障害があるようだった。

でも自分は自分なんだよ、という感じ。(私はそう解釈しました)

 

それに対して

発達障害で生きづらいならなぜ遺伝する可能性があるのに子供を産んだ?

という意見?がたくさんあって

しかもそれをイイねしている人がたくさんいる

という現実に私は唖然としています。

 

自閉症発達障害は原因ははっきり特定できないけれど

確かに遺伝要素はあると言われています。

でも結婚する相手ができて子供が欲しいと思うのは自由だし

必ず遺伝するわけでは無いですよね?

生まれたときから子供は自分とは違う一人の人間だし

親が物凄くつらかったのをそのまま子供が同じように感じるわけでは無い。

 

漫画の母親は二人目を産んでいましたが

それに対しても発達障害があるかもしれない子を何故また産んだか?

みたいなリプもあってさらに唖然…

 

私の息子は重度の知的障害があり自閉症でもあります。

近い血縁者に障害のある人はいなかったので妊娠した時に遺伝的な心配は

あまりしていませんでした。

非常に難産だったのが原因の一つだったのかもとは思いますが

本当のところは分かりません。

 

息子がまだはっきり障害があるとは知らないうちに二人目を妊娠しました。

徐々に息子が発達障害があることがわかってきたので

長女が健常に育っていってほっとしてはいました。

 

子供は三人欲しいと思っていました。

兄に障害があるから三人目の子も障害があったらどうしよう?

という不安は当然二人目より強かったのですが

幸い無事生まれた次女も健常に育ってくれました。

 

たとえもう一人障害のある子が生まれても育て上げる覚悟はしていましたが

出生前の羊水検査はするべきなのかは少し迷いました。

(結局しなかったけど)

 

現在は発達障害と言われる子供が何年か前の10倍以上になっている

と聞きました。

どんな子でも支援してあげる世の中でいいんじゃないかな?

漫画の主も言いたいことは自分がつらかったことより

後半の自分のままでいいんだよ、という方だと思うんですが。

なんであそこまで突っ込まれたりディスられなきゃいけないんだろう。

そういう否定的な発言にたくさんイイねが付くのが

今の世の中ということなんでしょうか。

(話が脱線しているようなリプも結構ありましたが)

 

本人も家族も生きづらいしんどいと思うことはきっと多いでしょうが

それは生きていればみんなが感じること。

 

なんか障害のある人が否定されているようで

とにかくもやもやしています。