寂しさに慣れてくる

f:id:halriradaradara:20220310223456j:plain

重度の知的障害のある20代半ばの息子がGHに入居し始めて10日

 

最初の3~4日は息子がいないと思うだけで涙が出てきて

何度もしくしくぽろぽろ泣いていました。

 

最初の週末届け物をしがてら一緒に外出したのですが

息子は自宅に帰るものだと思っていたらしく

最後にGH に送り届けて帰ろうとしたところ

いつもはほとんどそんなことしないのに、私の手をつかんで顔を見てきました。

これは一緒に自宅に帰りたがっていると感づいた私は

そそくさと立ち去ろうと思ったら

息子は「くつ」と言って自分の靴を出しかけていました。

 

もたもたしてはいけないと思いさっと引き上げたのですが

悲しくなって帰りの車でおいおい泣きました。

 

昨日は通院だったためやはり一緒に病院に行き

回転寿司でお昼を食べてきたのですが

物凄く嬉しそうで寿司のレーンをニコニコして眺めて

大好きなお寿司で満腹になり満足したようでした。

 

今までだったら店で大きい声を出さないようとか気を遣って

あまり外食を楽しめなかったのに

昨日はややうるさい息子との食事も楽しかった。

 

少し離れたことで私も心の余裕ができたということでしょうか?

 

本を一冊買ってあげてせいか

GHに送り届けたときも特に渋る様子はなかった。

 

ちょっとは慣れたかな?

つらかったり不安になったりしているのかな?

 

新しい生活に慣れて欲しいと思いつつも

帰り道また車で泣きました。

 

でも私も息子の声が聞こえない生活が普通になってきて

寂しさが押し寄せるのも少しづつ減ってきています。

 

こうやって離れた生活が当たり前になっていくのでしょうね。