寂しさに慣れてくる
重度の知的障害のある20代半ばの息子がGHに入居し始めて10日
最初の3~4日は息子がいないと思うだけで涙が出てきて
何度もしくしくぽろぽろ泣いていました。
最初の週末届け物をしがてら一緒に外出したのですが
息子は自宅に帰るものだと思っていたらしく
最後にGH に送り届けて帰ろうとしたところ
いつもはほとんどそんなことしないのに、私の手をつかんで顔を見てきました。
これは一緒に自宅に帰りたがっていると感づいた私は
そそくさと立ち去ろうと思ったら
息子は「くつ」と言って自分の靴を出しかけていました。
もたもたしてはいけないと思いさっと引き上げたのですが
悲しくなって帰りの車でおいおい泣きました。
昨日は通院だったためやはり一緒に病院に行き
回転寿司でお昼を食べてきたのですが
物凄く嬉しそうで寿司のレーンをニコニコして眺めて
大好きなお寿司で満腹になり満足したようでした。
今までだったら店で大きい声を出さないようとか気を遣って
あまり外食を楽しめなかったのに
昨日はややうるさい息子との食事も楽しかった。
少し離れたことで私も心の余裕ができたということでしょうか?
本を一冊買ってあげてせいか
GHに送り届けたときも特に渋る様子はなかった。
ちょっとは慣れたかな?
つらかったり不安になったりしているのかな?
新しい生活に慣れて欲しいと思いつつも
帰り道また車で泣きました。
でも私も息子の声が聞こえない生活が普通になってきて
寂しさが押し寄せるのも少しづつ減ってきています。
こうやって離れた生活が当たり前になっていくのでしょうね。