子離れできていないのは私だった

今日、3月1日から息子はグループホームに入居しました。

自閉症で重度の知的障害がありますが、素直ないい子です。

もしかしたら私や周囲の言っていることは全部理解していたのかもしれません。

 

「今度からはGHに送迎車が来てくれるからね。ここに住むんだよ」

そんな風に何度か話はしましたが、わかっているのかどうかは私もよく分からず。

前の晩お風呂で体を洗いながら、これからはGHの職員さんに洗ってもらうんだな

と思ったら涙が出てきました。

ちゃんと職員さんのいうこと聞いてね、とか

夜はちゃんと寝るんだよ、とか言うと

息子はいつもよりしっかり私の顔を見て少し笑っていました。

 

今までのうちでの生活を息子はどう思っていただろう?

しょっちゅう怒られたり、思うようにさせてもらえなかったり…

もっともっといっぱい一緒に楽しいことをすれば良かったかな?

 

これまで私はあまりにもずっと息子の傍にいた気がします。

もちろんデイサービスやショートも利用してきましたが

学校や通所施設に行っている以外の時間は、リビングでも目の届く範囲、

休みに買い物に行くときもほぼ連れていき、もちろん夜寝るときもつながった隣室。

 

なので急にいなくなってしまって、私の目の届かないところで生活すると思うと

寂しくてさみしくて涙が止まりません。

今日は一日中何度も泣いていました。

 

でも息子の方はきっとそんなに寂しく思ってはいないんじゃないかな。

今は環境の変化で落ち着かない気分にはなっていると思うけど

すぐに居心地のいい場所として馴染んでいきそうに思います。

 

子離れできていないのは私の方

 

もうこれ以上は無理、と鬱になりかけていた時もあったのに

いざ本当に家を出て行ってしまった今は

思い出すのは息子と楽しく過ごしたことばかりです。

小さい頃は妹も一緒にぎゅうぎゅうにお風呂に入っていたこと

ディズニーランドで目をきらきらさせてたくさんアトラクションにのったこと

一緒に山登りしたこと

思い出してはまた涙が出てきます。

 

今日はまだ息子のいない生活が寂しくてしょうがないけど

 

これから少しずつ、子供が育った後は普通にできることを

普通にしていけるといいなと思います。