自閉症で障害のある息子がいる日常生活のつぶやき (2)

障害のある息子が先日グループホームショートステイで利用しました。

最重度で区分6をもらっている息子はこの先自立することは無理なので

そろそろ親が元気なうちに自宅以外の住む場所(グループホームや入所施設)を

考えなくてはいけないと思っていました。

 

グループホームに入る場合、はいここに今月から入所しますよ!

とはいかず、まずは一泊二泊、うまくいきそうなら数日の連泊という体験を踏み

慣れてきてそろそろ行けそうだとなってやっと入れるようです。

簡単にはいきません(-_-;)

 

今までもコロナ前は月一くらいで契約している施設にお泊りはしていました。

その経験から、息子は新しくできた施設に初期メンバーとして入るのがいいと思っていました。

空きができたところに入るのはそれまで住んでいた利用者さんともうまく合わなければいけないというハードルがあるからです。

 

そんな経緯で、数か月前に開所したばかりの綺麗なグループホーム(以下GH)に

入所を見据えた体験お泊りをさせてもらいました。

 

しかし!

 

二回目にしてお断りの連絡…

 

うっすら予想はしていたのですが

息子は夜中、自室とリビングをひたすらうろうろと歩き回り

おそらくうるさくもしたのでしょう。すでに入っていた隣の部屋の利用者さんから苦情が出たらしく、このまま体験を続けるのはむつかしいと言われたのでした。

 

自宅においても夏場は一晩中起きている日もある睡眠障害の彼は

なれない場所では落ち着かず明け方まで歩き回っていたそうです。

もちろん最初の聞き取りでもその可能性は十分話してあったのですがね。

 

夢見ていた綺麗なGHでの新たな生活と私の心の平穏はあっけなく消え去りましたw

 

でも、実をいうとがっかりしている、というより

むしろほっとしている自分がいるのでした。

 

2回目の利用が近づいていた時私はものすごく不安で憂鬱な気持ちになっていました。

 

息子がほかの人から迷惑に思われながら過ごすとしたらこんなにつらいことはない。

本人にはあまりそういう気持ちがあるようには見えないのですが(もしあるなら改善してほしい)親からすれば悲しいですよね?

 

だからもうあそこにはお世話にならなくていいと思った瞬間とても安堵したのです。

もちろんGHの方はとても親切で障害者の気持ちに寄り添っていてくれたとは思っています。

 

今のところ私も夫も元気に働いているので急いでいるわけではありません。

ゆっくり息子に合った施設を探していこうと再度決心したのでした。

まだまだ茨の道…の予感です💧